あなたのお庭にピザ窯を作りませんか?

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自分で作る


作業工程

窯の構成

煙突

煙をコントロールするのには必須ですが、なくても窯として機能します。屋内にピザ窯を作る場合は二重煙突が必須ですが、屋外の場合はその限りではありません。

本体

窯の核になる部分です。薪を燃やし、ピザを焼く部分を「炉床」といいます。内壁の素材は耐火レンガを用いるのが一般的です。

天井の形状はドーム型、アーチ型などがあります。

土台

炉床の高さを調整するのに必要です。当社は基本の高さを1mにしています。

どのような素材を使っても問題ありませんが、注意点として不燃であること、高温になってもにおいが出ないものが望ましいです。

その他

窯を支える「基礎工事」が必要です。また雨から窯を守るために「屋根」を設けるのが得策です。

内部構造

1.内壁

ピザ窯の核を構成します。火が直接当たる箇所であり、表面温度は500℃に達します。耐火レンガや耐火セメントで作るのが一般的です。

2.断熱材

内部の熱を外に逃がさないために必要です。内壁を包み込むように設置します。
 断熱材のメリットは薪の消費量が減ることと窯の立ち上がり時間が短くなることです。立ち上がり時間は2時間が1.2時間になります(当社調べ)。

3.外壁

見た目を美しくするには必須です。タイルやレンガで仕上げるのが一般的です。

一層式と二層式

メリット

高温が出せる

デメリット

窯の横幅が大きくなる

食材に灰がかかりやすい

メリット

窯の横幅が小さくて済む

食材に灰がかからない

デメリット

構造が複雑(作りづらい)

ドーム型とアーチ型

窯を作るには内部に空間を作らなければなりません。この空間を作るために用いられるのが上記の「ドーム型」と「アーチ型」です。砂や治具を用いて成型していきますが、工程は今後ブログで解説していきます。

作る際に気を付けなければならない点は、下記の図のように窯の上部に熱せられた空気が留まるようにすることです。そうしないと窯内部に十分な熱を溜められず、思ったような調理ができない可能性があります。ですので、窯の形状、煙突の位置に気を付けて設計してください。

煙突の役割

煙をコントロールするためには必須です。フードの大きさも十分でなければ煙を十分に吸っていきません。また煙突を小屋の壁から出す場合は、煙突の縦の長さが横の長さの2倍以上(a/b≧2)になるようにしないと自然排気が十分にできない可能性があります。煙突を小屋の屋根から出す場合は、煙突を横に伸ばす必要がないため自然排気の効率がとても高くなります。ただ施工が高額になります。

使い方

➀火をつける

上記の通りに窯口付近で薪に火を点ける。

➁窯全体で燃やす

広葉樹の薪にも火が点いたら、奥に押し込み薪を足して窯全体を温める。

➂煤切れ

窯が十分に温まると写真のように内壁に付いていた煤がなくなります。この状態を「煤切れ」と言い、表面温度は約500℃になります。

➃準備完了

煤切れになったら、薪を窯の奥だけで燃やすようにします。ピザを焼くスペースにある灰をホウキ等で掃って準備完了です。